金蘭千里50式

2015.04.11

金蘭千里学園50周年特設サイト

「金蘭50式」は、50周年を迎える金蘭千里中学校・高等学校の「今」をお伝えする特設サイトです。一年にわたり、様々な視点からのコンテンツを50個ずつ発信して、金蘭千里の姿を描き出します。

最新の記事

国語科教諭,百人一首部顧問 川野 貴志

昨年は,古文書の読解にだいぶ凝りました。(最近サボり気味かもしれません……)

01(編者注.画像をクリックすると別窓で検索画面がでます)

こんな感じの文字を読みます。だんだん意味を感じられるようになっていく過程が、なかなかに刺激的です。筆の文字は、やはり美しいですね。

私は日頃、もっぱら現代文を講じています。そのような生活のなか「現代の知は、結局いずれも古典の流れをくんでいるはずで、どこかで古いものに触れなければ」と思い続けてきました。

もちろん、万葉集や源氏物語をひもといて、格闘する! ということも考えたのですが、もともと、書かれている内容よりも言葉そのものに興味が沸くタチでして(だから私は大学で言語学を学びました)、古文書読解という角度から行くのが自分には合っているのではないかと思い、始めてみたというわけです。

初学者は、お触れや嘆願書などから読み始めます。贅沢をするな、とか、息子の勘当をお役人さま認めてください、とか、市井の人々の人間臭さがダイレクトに見える資料です。

当然のことなのですが、昔の人も我々と同じように、揉めたり、悩んだり、こだわったりしていたことに改めて気づかされます。

ルーツを知る事は、自分自身を知ること。生徒のみなさんにも、古典や歴史の勉強などは、奥にある意義を噛みしめながらやってもらいたいと思っています。恐々謹言。

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こんにちは、PC部です。

今回の50景では、3月13日に挙行された
「金蘭千里中学校 第48回卒業証書授与式」当日のようすをお伝えいたします。
今年卒業された中学3年生は、全167人になります。
4月から同じ校舎での授業が始まりますが、
3年間の節目として、また9年間の義務教育の終わりとして、
中学卒業式はとても大切な行事のひとつです。
また、その後実施された祝賀会についても潜入してきたので
是非ともご覧下さい!

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田中義久さん(神戸地方検察庁伊丹支部 主任捜査官、27期)

 

金蘭千里創立50周年、おめでとうございます。
青春時代を過ごした学び舎が50年の節目を迎えたことに、心からお祝い申し上げます。

私は、それまでは民間で働いていましたが、平成22年4月に検察事務官に採用されました。
およそ5年、そのほとんどで立会事務官としての仕事をしています。

立会事務官というのは、ドラマ『HERO』をイメージしてもらえれば分かりやすいと思いますが、検察官と一緒に事件の捜査を行うことを仕事としています。
具体的には、検察官の取調べに立ち会うほか、時には検察官の指揮を受けて検察事務官が被疑者の取調べを行ったり、逮捕状による逮捕や捜索差押許可状の執行をしたりすることもあります。

検察官の取調べに立ち会ったときのエピソードとして1つ挙げるなら、いわゆる「割る」瞬間を目の当たりにしたときでしょうか。
その事件では、私が立会をしていた検察官は、被疑者の妻の事情聴取を担当していました。
夫がしたことについて妻に聞いても、主婦をしている妻は「外で夫が何をしているか分からない。」を繰り返すのみでした。
そんな事情聴取と並行して、検察官は、事件の証拠物を確認していきました。
たくさんの証拠物の置いてある部屋にこもり、何時間も黙々と、1つ1つ、丁寧に。
その様子は、事務的な用件でも声を掛けるのがはばかられるくらい、真剣そのものでした。
そして、いくつかの証拠物から、事件のあった日時・場所に妻がそこにいたのではないかという証拠を見つけました。
その後、妻の事情聴取で、検察官が妻に証拠物を確認させて「どうですか。」と尋ねたところ、妻は、少しの間黙り込んだ後、これまで嘘をついていたことを認めました。
その瞬間、まるで映画『十戒』でモーゼが海を二つに割ったかのように、取調室の空気が一変したと私は感じました。
そんな文字どおり「割れた」瞬間は、私にとって今までで一番印象に残っています。

これまで検察事務官として仕事をしてきて思うのは、検察官や検察事務官は「不正を許さない」という気持ちを強く持っているということです。
もちろん、この理由としては、わが国において刑事について公訴を提起できるのは検察官のみという制度(これを「起訴独占主義」という言い方をします。)が存在していることも挙げられるでしょう。
しかし、そういった法制度以前に、人として「悪いことをした人をそのままにしておくわけにはいかない」という思いを心に抱いているからだと思います。
適正な刑事裁判が実現できるように、つまり裁判官が裁判で適正な刑罰を決めることができるように、捜査を尽くして証拠物や供述を集め、事件の真相を明らかにする。
そういった気持ちだからこそ、上述の検察官のように、検察官や検察事務官は個々の事件の捜査に一所懸命取り組んでいけるのだと思います。
そして、私自身も、一人の捜査官として、社会正義を実現するという目的のため、検察官とともに日々の職務に励んでいます。

これを読んだ在校生や若い卒業生の中で、検察庁での仕事に少しでも興味を持った方がおられれば、是非とも検察官や検察事務官を目指してみてください。

こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。

毎週金曜日は、「金蘭50年」と題して、金蘭千里のこれまでの歩みをご紹介しています。

2012(平成24)年度は、創立48年めです。

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この年度より新中一で宿泊研修が始まりました。
それまで「オリエンテーション」として行われていたものをより充実させ、
身体測定・マナー講習・校舎見学を経て、
吹田市自然体験交流センター(吹田キャンプ場)で宿泊します。
(上の画像は2014年4月に実施されたものです)

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10月、高校1年生の講演会に、映画『ラストサムライ』で準主役の信忠役を演じられた
ハリウッド俳優の小山田真さんが来校されました。
詳しくは、金蘭千里中学校ブログ(別ウィンドウが開きます)をご覧ください。

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金蘭千里のありのままを行内外に発信すべく、
金蘭千里フェイスックページ」、「金蘭千里ツイッター」、
金蘭千里中学校公式ブログ」、「金蘭千里生徒活動記録ブログ」を開始しました。
(すべて別ウィンドウで開きます)

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また、「金蘭千里中学校入試サイト(別ウィンドウで開きます)」を新設しました。

2012

大学受験の合格者数の一覧です。

教室は、いつも通り賑やかだけれど、どこかぎこちなく緊張感があった。この空気はこの後、私達を待っている校内大会が生み出していた。時間は刻一刻と過ぎ、微妙な雰囲気のまま、私達は体育館に入った。体育館は人があふれていて、明るく、(とうとうだな)と思った。

クラスで円陣を組んだとき、胸が高鳴るのを感じた。(この仲間で優勝したい)と思った。早速わたしの出番だった。(これが終われば仲間を応援することしかできないので全てを出しきりたい)と思い、勝負に臨んだ。

別のチームの仲間からの応援もありリラックスして戦えた。途中でミスもしたが、全力を出しきれた。その後、仲間の応援をした。一生懸命、戦う仲間の姿を見ると、自然と声が大きくなった。

今も思い出すのは、同じ方向を向いて戦う仲間の姿と、私達をつなぐ、強い絆である。

(中一5  I.R)

雫井脩介  『クローズド・ノート』

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2007年に行定勲監督で映画化され、記者会見での沢尻エリカでの「別に」発言で映画やその原作にまでケチのついてしまった印象のあるこの小説ですが、読んでみると心理描写の精緻さに圧倒されます。

雫井脩介の心理描写の最大の特徴は、読者をその人物と一体化させるような納得感の高さです。人は小説を読むとき自分の人生以外の人生を追体験した気になることがありますし、人によってはそれを望んで小説を読む場合もあります。彼の心理描写は「微に入り細にわたって」行われるわけではないのですが、人間心理についての脱帽を禁じ得ないような観察からくる描写により、読者は登場人物に一体化させられ、登場人物の心理が盛り上がっていくにつれて、読者の心理も盛り上がっていきます。

私は、国語教員でありながら、古今東西小説を読んで登場人物の心理に一体化することはほとんどないのですが(感性がおかしいのかもしれません)、雫井脩介の小説だけは別なので、最近は(池井戸潤と並んで)片っ端から読みこんでいます。

また、この作品は「オチ」の設定が非常に鮮やかで(それは彼の最新刊「仮面同窓会」などにも言えるのですが)、「オチ」に至る伏線も(何度読み返しても)完璧で矛盾と無駄がなく、計算され尽くした設計図に従って書かれた小説だとの印象を強くします。

この小説は、緻密な計算(理性)と、納得感が高く人を引き込む圧倒的な心理描写(感性)の面において現在日本の小説家の中で最高の腕前を持つ(と私が考える)雫井脩介の代表的小説です。

【Amazon】  『クローズド・ノート』

英語科教諭、家庭科部・茶道部顧問  田中   香織

タイトルに記したのは内館牧子さんのノンフィクションで、会社を辞めて海外に行くかどうかを悩んでいる時に読んだ本のタイトルです。高校を卒業するまでの私は、叶えたい夢自体持っているのかわからない子どもでした。英語は懸命に勉強しましたが、好きな先生に褒められたいとか、友達に負けたくないというのが主な理由で、英語を活かした仕事に就こうなど思ってもいなかった気がします。

そんな私が初めて持った壮大な夢は、3年次に大学で1名だけ選ばれるアメリカへの公費留学でした。尊敬していたひとつ上の部活の先輩(今は母校の准教授をされています)が選ばれ、「次は私」と思って必死に勉強しました。

3年生になった私は、応募条件を充分に満たしており、選抜される可能性がかなりありました。しかし、結果、応募すらしませんでした。怖くなったのです。外国など行ったこともないのに、挫折したらどうしよう。公費となれば多方面に迷惑を掛ける。何のために頑張ってきたのか思いましたが、仕方ありません。成績は取って来たけれど、肝心の勇気が私には備わっていなかったのです。

こうして私は大学を4年間で卒業し(留学の多い外大では珍しい)、更に5年経ったある日、英語の国に身を置いてみたいと思った昔の夢が急にむくむくと沸いて来ました。体重が減るほど悩みましたが、今度この夢をうやむやにしたら一生後悔する気がして、好きだった会社を退職し、渡英を決めました。大学時代の夢が歳月を経て叶えられた瞬間でもありました。

振り返ってみると、私の場合、ひとつの夢を叶えるのに10年近く掛かってしまうことばかりです。教師もそうです。教育実習を通してこの仕事は自分には荷が重すぎると感じ、憧れつつも回避しました。しかし、イギリスでの厳しくも実りある日々が私を成長させ、帰国後やっと教職に挑戦することが出来ました。最初に心に描いてから10年以上の月日が流れていました。

パナソニック創業者の松下幸之助氏は「失敗は、成功するまでやり続けたら失敗ではなく成功になる」という言葉を残しています。同様に、夢も叶えるまでは挫折ではなく、夢であり続けてくれます。ただ、チャンスは何回も訪れてくれる訳ではないので、来たら掴もうという構えの姿勢を常に持っていることが大切です。この姿勢を日々の雑事に追われながらも保ち続けられるかどうかが、その夢が「I wish」なのか「I hope」なのかの違いではないかと思うのです。

今年、10年越しの夢がまたひとつ叶いました。嬉しい半面、これもまた10年掛かったことに苦笑します。しかし、それが私なのです。夢の有無、大きさ、叶える速さ・・・そんなものを人と比べることに意味はありません。生徒の皆さんには、いつか抱く夢を大切に、そして、夢を叶える夢が見られる明るい人であって欲しいと願っています。 “The future belongs to those who believe in the beauty of their dreams.”  - 私の好きな言葉です。

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こんにちは、PC部です。

今回の50景は、
給品部と食堂に加わった新しい仲間の紹介をしたいと思います。
給品部は他校でいう購買部のようなもので、文具や学校の制定品などが売られています。
また食堂に加わった新しい仲間とは、パンと飲み物の自動販売機です!
それでは残り回数も少なくなってきた千里50景スタートです!
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堀  雄貴さん  (防衛大学校2学年443小隊・ラグビー部、46期)

11040272_1643973442497171_1221830919_n(編者注:写真左が堀さんです)

今私は、防衛大学校という、将来の幹部自衛官を育成する少し特殊な学校に入っています。身分的には特別職の国家公務員であり、学生手当てとよばれる給与及び年二回の特別手当も国から頂くため、大学生ではなく社会人としての扱いとなります。

ここでは、将来幹部自衛官として部下を率いていくのにふさわしい教養、人間性を学んでいます。そのために、防衛大学校では教育訓練、校友会、学生舎の3本柱を中心として日々鍛錬をしています。校友会とは部活動であり、学生舎とは私達が普段集団生活している宿舎のことです。つまり、日々の生活も含めて教育なのです。厳しいながらも自分の成長を実感でき、充実した日々を送っています。

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私が、金蘭千里で得た1番大きなものは素晴らしい仲間達です。仲間と共にサッカーしたり、20分テストの勉強をしたり、ふざけあったり、将来のこと、好きな女の子のことを語りあったり‥‥笑。そのような思い出は今の私を形づくる基盤となっています。

私は金蘭千里在学時とても優等生とはいえませんでした笑。勉強はきらいで、サッカー部でしたがサッカーも上手くありませんでした。しかし、金蘭千里を卒業して他の世界にいったときにはじめて、自分は恵まれた環境の中で仲間に支えられて生きてこれたんだなぁと実感しました。

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最後に、金蘭千里の後輩達へ。中高生活の中で何か一つでもいいから本気で取り組みやりきてってください。部活でも勉強でもなんでもいいです。私の場合はサッカー部でしたが、必死で取り組んだ達成感はその後の自分への自信につながります。そして、そのための素晴らしい施設、仲間達、教師の方々には金蘭千里にはあります。金蘭千里という学校に誇りがもてるように今を精一杯いきることが最も大事なことだと思います。

また、防衛大学校に入る後輩も待っているので、是非その際は西井先生に相談してください。待っています。

こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。

毎週金曜日は、「金蘭50年」と題して、金蘭千里のこれまでの歩みをご紹介しています。

2011(平成23)年度は、創立47年めです。

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2011年度に、学習指導要領が改訂されました。
基礎的な知識や技能の習得と、思考力・判断力・表現力を育成することで
ゆとりでも詰め込みでもなく、知識・道徳・体力のバランスとれた
生きる力の育成を実現するものとされています。

約30年ぶり(1980年の改訂以来)に、年間授業時間数が増加しました。
とはいえ、「総合的な学習の時間」の時間数は大幅削減され、
「国語」「社会」「数学」「理科」「英語」「保健体育」の時間数が増加したので、
俗に「脱ゆとり教育」とも呼ばれています。

数学や理科等では、前回の改訂で削減された内容が復活したり、
伝統や文化(古文、文化遺産、武道など)に関する教育が充実しました。
また中学校の体育では、男女共に武道とダンスが必修(2012年4月から)です。
(武道は,柔道・剣道・相撲から選択.本校は剣道を実施)

画像は、本校の教育課程が完全移行した2014年以降のものです。
(中学校は2012年度から完全実施。
高等学校は2012年度の第1学年から学年進行で実施)

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この年度より、高中祭が2日間連続開催(体育の部・文化の部)となりました。
文化の部では、中2から高3までの各クラスから実行委員が選出され、
さまざまな展示・発表が生徒の自主的な企画で実施されました。