金蘭千里50式

2018.01.01

金蘭千里学園50周年特設サイト

金蘭千里中学校・高等学校が2015年の50周年を記念して制作した、リレーブログ形式のコラム集です。一年にわたり、様々な視点からのコンテンツを50個ずつ発信して、金蘭千里の50周年時の姿を描き出しました。

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英語科教諭、書道部顧問  土居 輝信

「I go to the john.」

これは古くからある英語のスラングで、「トイレ行ってくるわ!」という意味です。スラングは ビジネスでは通用しない行儀の悪い表現ですが、友達同士ではよく使われるくだけた言い方。 もし「ほんまかいな!」とか「ごめんやで!」とか言うアメリカ人がいたら、何となく親しみを 持ってしまうように、英語圏の人と手っ取り早く親しくなりたい時には、役立つことがあります。

特に映画やドラマはスラングの宝庫。気の利いた表現が出てきたら、いつか良いタイミングで使えるように頭の中に保存しておくようにしています。

私が好きな映画「ハーレーダビッドソン&マルボロマン」。汗臭い男の友情を描いたこのアメリカ 映画にも、気になるスラングが出てきました。それは、秘書が客人を上司の部屋へ案内する時に 言った「Stay on my tail(私の尻尾に乗れ)」という表現。すなわち「私の後についてきてくださ い」の意。ひねりの利いた表現が格好良く、いつか誰かを案内する時に使おうと温めていました。

そんなある日、神戸を歩いている私に、香港から来たばかりという旅行者が南京町への道を尋ね てきたのです。ついに訪れた絶好のチャンス。私は彼を南京町まで連れて行ってあげようと、 親指をぐっと突き出し、渾身の「Stay on my tail!」を放ちました。しかし、彼はなぜか明らかに怪訝な顔をして、「アリガト…」と去っていったのでした。

後日、カナダ人の友人にこの話をしたところ、「Stay on my tail!」は日本語で言うところの、 「アタイの後に付いてらっしゃいヨ!」なのだとか。確かによく考えれば、映画の中でこの台詞 を口にしたのはお色気ムンムンの女性秘書でした。皆さんは、普通に「フォローミー」と言って ください。