こんにちは、金蘭千里中学校・高等学校です。
毎週金曜日は、「金蘭50年」と題して、金蘭千里のこれまでの歩みをご紹介しています。
1973(昭和48)年度は、創立9年めです。
1973年から、年数回(概ね2回程度)、学校だよりが発行されるようになりました。
題字は渋谷俊男先生,カットは寺井光次先生によるものです。
(「金蘭会学園報」も同年より刊行されました)
以下は、冒頭にある佐藤学園長の文章です。
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ご挨拶
学園長 佐藤一男
私はこの千里高校を創立いたします時,十年はかゝる.十年たてば少しは世に知られるようになるだろう.十年たてばそうならねばならぬと覚悟していました.十年たてば自ら自然に世に知られるようになるというものではありません.十年間に充実した教育をして,立派な生徒を育て,優れた人間を育てていると,いうことであれば,この学校は生徒を立派な人間に育てるということが世人に認められて,学校が世の人々に知られるということになるのです.学校が生徒を立派な人間に育てるということは学校だけの努力ではできません.親が学校に協力して立派な優れた人に育てるのです.親の理解と協力がなければ立派な人に育てることは困難です.今日千里高校が幾分でも世人に認められたとすればそれは我が子を立派に育てようという親ご様方のお骨折りのおかげであると思います.そういう意味でこの学校が今日まで歩んで来たのはご父兄の方々のおかげであると,私は深くありがたく存じております.ありがとうございました.そして今後も一層お骨折りいたゞくようこの上ともよろしくお願します.
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