こんにちは!PC部です。今回の50景は「高中祭舞台裏編」です。
今年9月28日に開催されました高中祭「文化の部」の準備風景を紹介します。
高中祭の前日、前々日、私たちは高中祭の準備で大忙しになります。
今回は以前紹介した高中祭文化の部の華やかなイベントを行うにあたって、
生徒の皆さんの活躍や、高中祭の裏話などを紹介していきます。
高中祭って・・・?と思われる方は、
是非とも千里50景 高中祭文化の部「Keep Cool and Carry On」を見てから、
続きを読んでもらうとわかりやすいのでお勧めです!
●準備のようす
この高中祭の準備は5月ごろから始まります。
まずクラスの出し物を展示形式にするか、
発表形式にするかクラス内で決めます。
学年でテーマがあり、それに沿った形の展示や発表を
クラス全体で考えていきます。
考えた案とテーマとの関連を具体的に用紙に書いて、
担当の先生に提出します。
そこから夏休みがあり、生徒たちは連絡を取り合って、
備品の購入や、高中祭の計画を立てていきます。
夏休みがあけたら、課題テストの後から
本格的に準備を進めていきます。
映像を撮るクラスは撮影をしたり、
展示のクラスは展示物の作成をしたりなど、
各々が楽しいながらも一生懸命進めていきます。
クラスの活動とあわせて、各部活なども準備を進めていきます。
いろいろやっていると、あっという間に日にちが過ぎてしまいます。
いよいよ高中祭の前日になると、その日はほぼ丸一日をみっちりと
準備に充てることができます!
(今年のこの日の午前中は2時間、文化講演会がありました)
前日はラストスパート!
先生方の発表・展示のチェックもあるので、
間に合わせようと皆とても真剣に準備をします!!
われらがPC部は今年の出し物、
タイピング大会の準備に明け暮れました☆
景品の消しゴムやティッシュの準備に大忙しでした!
●高中祭幹部とは!?
今年から、高中祭の準備にあたって『高中祭幹部』という
高校生6人で構成された組織が作られました!
幹部生の役割は、各クラスやクラブからの出し物の企画査定、
備品管理、展示についての指示、会計報告など多岐に渡り、
先生の監督の下かなりの役割を任されていました。
では具体的にどんなことをしていたのでしょう。
クラス全体や高中祭の委員へのお知らせや、
様々な書類の作成をしたり、
他の高中祭幹部のサポートをしたりしました。
また会計としてのメイン活動は、高中祭「文化の部」が
終了してからの会計報告でした。
各クラスの領収書と事前の予算申請内容を照らし合わせ、
使用されたお金の使い道に間違いはないかなどを
チェックしていました。
さて、そんな高中祭幹部生の成り立ちについて
少し紹介したいと思います。
まず、高校1・2年の生徒から高中祭委員幹部生を
5人募集していました。
そして応募した人たちには、志望動機としての
レポート提出を求められました。
友達の幹部生へ立候補した人は、
今年から変わる高中祭「文化の部」に、
自分たちも参加したい!過去を経験して、ここを変えたい!
などの意気込みレポートを作成していました!
ただ、自分の思い・熱意を伝えるための
文章を書くのがとても大変だったようで、
四苦八苦しながらパソコンで文字を打っていたのが
記憶に残っています。レポートを提出したあと、
高中祭文化の部の担当先生と面接をしました。
そして、その中から今年は高中祭幹部生を6人選出しました。
まず、選ばれた6人は顔合わせと役職を決めました。
そして、学校全体が動き出します!
各クラスには、クラスメイトに高中祭の内容を伝えるための
“高中祭実行委員”が選ばれています。
高中祭の会議では、幹部生と実行委員の生徒の皆さんに
集まってもらい、今年の高中祭の趣旨・注意事項や
申請についての方法などを説明をしたりしました。
会議の内容を基に、各クラスで出し物が検討され、
限られた予算の中から出し物を実現するにあたっての
必要な物品の予算や実施内容を含めた
第一次申請が行われます。
各クラスの申請が出されると、
第一次申請に対する査定を行います。
先ほども述べたように、学年ごとに展示や発表の
テーマが決められているので、
申請された内容が学年ごとのテーマに
あっているかどうかを慎重にチェックします。
また、申請された使用教室と、実施予定の内容が
あっているかどうかなどを調べたりもします。
大体出揃ったところで、各クラスが使用する
教室の割り振りを考えます。
もちろん先生にかなりの協力を仰ぎますが、
これもなかなか大変な作業です。
特別教室での教室利用は時間を細かく区切らないといけません。
たくさんあって、大変…
毎日のことで言えば、貸し出ししている
備品の管理をしつつ、5:15に下校放送をし、
見回りをします。きっちり返してくれないと、本当に困ります…
そのほかにも、展示での注意事項について朝礼で発表したり、
教室移動時の誘導をしたりしました。最後に、備品の在庫確認と、
六階に備品を上げて、高中祭幹部内での反省会をして
今年度の高中祭幹部の仕事は終わりました。
高1生1人と高2生1人がラジオに出演したこともありました。
今年から始めたことがたくさんあって、
よくわからずに手探りの部分もたくさんありました。
うまくできた部分は、来年も引き続いてやっていけたら、
と思いつつ、課題となる部分は来年度に向けて
修正していきたいと思いました。
早いうちから活動していた高中祭幹部生さん6人の方々、
本当にお疲れ様でした。
●高中祭の歴史
このように、今年に大きく変化を迎えた高中祭ですが、
実は創立当初からあるものなんです。今年を50回目とすると、
第1回目の高中祭はどのようなものだったのでしょうか?
ここからは、校長先生にお話を伺ってきましたので、紹介させていただきます。
高中祭は、校技として体育の時間に練習している
サッカーやバレー、授業やクラブで磨いてきた芸術を、
保護者の方々に見て頂こうという思いから始まりました。
つまり、保護者会ですね。
なので、仕事をお持ちの保護者の方にも
成果を見て頂く機会となるように、
休日になっています。先生vs生徒での試合も
行われたこともあったそうです。
人が集まりすぎるということで、無くなったようですが…
こんなかたちで、40年以上も続いていた高中祭でしたが、
数年前から高中祭が二分化され、体育の部と文化の部に
分けられました。この背景には、校長としての生徒たちへの
期待がこめられています。
金蘭千里の方針として、生徒と先生が共に
成長していくことがあります。つまり、授業の時間は
共に高めあう時間です。高中祭が入ってしまうと
授業の時間が削られ、勉強のリズムが
壊れてしまうことになりかねません。
今までの高中祭は、勉強のリズムを崩さないように
“一日で速やかにやる行事“というものでした。
しかし、生徒たちで考えて生徒たちで
企画をひとつに纏め上げることは、
生徒の経験や可能性の幅を広げる良い機会に
なりうると考えました。そこで高中祭に文化の部を設け、
自分たち個人でリズムを崩さず、しかもクラスでまとめて
形にしていける、そんな他校に誇れる生徒だと
信頼を置いて二分化したのです。
また今年はさらに、高中祭の運営の一部を
生徒に任せるようになりました。
このことは文化の部を作り、
そしてそのことに対する生徒の向き合い方が
よかったから作られた制度だということを聞いて、
私は安心とともにうれしく感じました。
校長先生、ありがとうございました!
その他にも、今年から横断幕が掛かっていたのを
ご存知でしょうか?
校門に掲げられていた
「KEEP COOL AND CARRY ON」
(今年のスローガンです)の弾幕は、
準備に忙しい中、美術部が作ってくれました。
かっこいいですね!!これは生徒からの発案によるものです!
校長先生のお話によると、決められた枠を超えずに
目的のしっかりしたものだったので承認したとのことでした!
これからも、信頼を置いてもらっていろんなことができるように
なっていければうれしいです。
高中祭をより楽しいものにしていきたいと思います!
ということで、今回は高中祭の準備風景や、その成り立ち、
陰で支えてくれた高中祭幹部生・実行委員・クラスメイトの
ようすを紹介しました。
来年の高中祭も私たちの手で作り上げていきますので、
是非とも来校してください!
さて、次回の千里50景では、2学期の中学生を対象に行われた
「英語暗唱コンテスト」という行事についてご紹介いたします。
・・・っえ?
ただ英語を淡々と文章で覚えて、
それを話せばいいだけなんだろうな・・・っだって!?
いえいえ、金蘭千里の「英語暗唱コンテスト」は・・・
おっと、詳しい内容は、次回の50景でお話します!!
次回も見てね!Don’t miss it!