金蘭千里50式

金蘭千里学園50周年特設サイト

「金蘭50式」は、50周年を迎える金蘭千里中学校・高等学校の「今」をお伝えする特設サイトです。一年にわたり、様々な視点からのコンテンツを50個ずつ発信して、金蘭千里の姿を描き出します。

活躍50色

寺田(萩原)景子さん(20期、アジア開発銀行 経済研究局 シニアエコノミスト)

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金蘭千里 創立50周年、本当におめでとうございます。日本を離れてから20年以上経ちますが、帰国、帰阪の際変わらずきれいに整備された母校を目にするたび懐かしく、また同時に、辻本先生をはじめ、先生方のご尽力のもと、進化を遂げている母校の様子を伺い、ますます誇らしく感じているしだいです。

高校卒業から27年経ちますが、うち20年は、留学、仕事のため主に米国、フィリピンで過ごしています。米国首都ワシントンで大学院を終了後、国際通貨基金や世界銀行などを経て、現在は、アジア開発銀行経済研究局でエコノミストとして働いています。主にアジアの国々の経済発展、貧困削減を目的としたプロジェクトに貸し出しをする国際機関です。フィリピンの首都マニラに本部のある職場には、61カ国から3000人以上、様々な文化、宗教、生い立ちの同僚がいます。大学院で勉強したことを日々生かしながら、主に経済成長や金融の分析などの仕事をさせてもらえるという有難い境遇です。

フィリピンは南国ですので、一年を通して気温は摂氏30度前後です。雨季と乾季があり、5月半ばに雨季に入る直前の3と4月が一番暑く、マンゴーやパパイヤなどの果物がおいしい夏になります。学校は夏休みになり、人々はビーチに出かけます。ただ、国際化が進み、来年度から夏休みは北米などで一般的な6-7月になることが決まっています。地元の学校では冷房設備はほとんどないので、気温が40度近くまで上がる夏場に勉強するのは大変だろうなと想像します。

アジア開発銀行は、教育システムの改革や学校の設立などのプロジェクトにも国と一緒に取り組んでいますが、子供が多く学校の数が足りないフィリピンでは、学校は午前の部と午後の部の2交代制です。ですので、授業時間が短く、日本の学校のような恵まれた環境で過ごせる子供は本当に一握りです。金蘭千里在校生の皆さんには、学校運営に関わっていらっしゃるすべての先生方のご指導の下、自分の興味を広げて、恵まれた学習環境・機会を大いに利用されてください。

学校で習う知識は、自分らしく生きていくための自信につながります、また信頼できる先生や友に出会うことによって培える、人間性、社会性は生きていく力になります。

末筆ながら、母校と皆さまのますますのご発展を祈念しております。