金蘭千里50式

金蘭千里学園50周年特設サイト

「金蘭50式」は、50周年を迎える金蘭千里中学校・高等学校の「今」をお伝えする特設サイトです。一年にわたり、様々な視点からのコンテンツを50個ずつ発信して、金蘭千里の姿を描き出します。

活躍50色

上田  宗平さん

(大阪大学GLOCOL(グローバルコラボレーションセンター)招へい研究員  40期)

金蘭千里創立50周年おめでとうございます。

私は今、SATREPSプロジェクトというJSTとJICAの共同事業の中の一つのプロジェクト(http://www.satreps-mdrb.jp/index.html)に参加させて頂いております。基本的にベトナムに住みついて働き、ベトナム人研究者の方々と共に、薬剤耐性菌(薬が効きづらくなってしまった細菌)の伝播メカニズムの解明に取り組んでいます。

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(調査風景)

ベトナム生活の中で、まず圧倒されるのは現地のヒトのエネルギッシュさです。「この人達、人生必死に生きながら楽しんどるなぁ」というのはよく感じます。日本の通勤電車でよくみかける生気のないヒトはまず見かけません。
私が金蘭千里に通学していた頃も同じく生気のないまま毎朝登校し、辻本校長先生の挨拶にも、覇気のない声で返していたことを覚えています。(申し訳ありません。)今になってその原因を振り返りますと、「夢や将来の目標を明確に持っていなかった」「自分のやりたいことがよく分からなかった」ことが大きな問題だったのだと感じています。お恥ずかしいながら、目の前のテストに追われるだけの日々を送り、「良い大学に入る」という漠然とした目標だけを持っていました。そんな私ですが唯一、生物科目が大好きであったことが今の仕事に就くきっかけとなっています。

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最近、感銘を受けた講演があります。ノーベル賞を受賞した山中先生が京都大学でおこなった高校生に向けた講演です。(高校生特別授業「京都賞 高校フォーラム 」人間万事塞翁が馬 https://www.youtube.com/watch?v=ReKaknHHyTM) この中で山中先生はVisionとHard workが大事であると仰っています。努力(Hard work)することはもちろん大事ですが、長期目標(Vision)を見据えることも肝心であるという旨です。ベトナムで暮らしていると、よく現地の人が目を輝かせながら将来の夢や目標を語ってくれます。率直に羨ましいんですね。しかし彼らと対話を重ねた影響でしょうか、そんな私にも、「ベトナムなどの途上国の公衆衛生の向上に貢献する」という、「夢」ができつつあります。アプローチはまだ模索中ですが、VisionとHard workで邁進するつもりです。

末筆ながら金蘭千里中学校・高等学校の益々のご発展とご繁栄をお祈り申し上げます。