金蘭千里50式

金蘭千里学園50周年特設サイト

「金蘭50式」は、50周年を迎える金蘭千里中学校・高等学校の「今」をお伝えする特設サイトです。一年にわたり、様々な視点からのコンテンツを50個ずつ発信して、金蘭千里の姿を描き出します。

活躍50色

大林  聡子さん
(38期、滋賀医科大学附属病院 小児科医員)

創立50周年おめでとうございます。貴重な6年間を過ごした母校がひとつの大きな区切りを迎えられることを、とても感慨深く感じています。

私が金蘭千里高校を卒業したのは、もう9年も前のことになります。卒業後、医大に入学し、京都の市中病院で初期研修を終え、昨年の春より滋賀医科大学附属病院の小児科で医員として勤務しています。

不運ながらも病気になってしまった子どもたちと触れ合っているわけですが、常に悲壮感にあふれているわけではありません。もちろん、病気のせいで辛い思いもしますし、負担の大きな治療を受けてもらうこともあります。しかし、少し元気が出てくると患者さんたちは元気に遊びまわり、「先生!」と大きな声と笑顔で呼んでくれます。精神的、身体的につらい仕事ではありますが、可愛らしい子どもたちの表情、仕草やご家族の温かい言葉に励まされ、日々やり甲斐を感じています。

長期入院の多い中で、「病気を治す」ことだけが目標ではなく、その先に「ちゃんとした大人になる」ことだと考えています。そのためには、些末なことのように見えますが、きちんと朝起きてごはんを食べて、挨拶をして、治療を頑張ってしっかり遊んで寝る、という規則正しい生活を、患者さん、ご両親ともにお願いしています。

思い返すと、こういう地道な考え方をするようになったのは中高時代の教育のおかげかもしれません。「20分テスト」だの「旅行=キャンプ」だの世間の常識とはかけ離れた部分も多々あった母校でしたが、今となっては6年間金蘭千里で勉強できて、卒業できて良かったと心から思っています。

時代とともに運営体制や校風も少しずつ変化はしていくかもしれませんが、いつまでも、粘り強い精神を培える場であって欲しいと思います。ますますのご発展をお祈りして、50周年お祝いのメッセージとさせていただきます。

(編者注.画像は、関係各位のご承諾を得て使用しております)